本質への帰還の旅 補足

昨日のブログ記事の補足をしたいので、昨日のブログを読んでいない方はまずそちらの記事を読んでから、こちらを読んでください。

昨日のブログでは人生というのは、自我という不自然な自己を作って本質から離れることで、本質について気づくための旅だというお話しを書きました。

それも本質への帰還の旅の最終章なのです。ここまでやって来るまでにどれほどの章を超えてきたのかは分かりません。

ただ、人間になるまでには鉱物から生物への進化、そして単細胞生物から多細胞生物へと気が遠くなるような時間を費やしてきたのは事実です。

そして複雑な植物や動物へと進化を遂げてきたわけです。ただ人類に到達するまでは、進化は遂げたものの依然として自然のままだったのです。

だから、どれほど知性の高い動物であっても、全体性に気づくことはできないのです。自然のままでは、その中にある限りは気づけないのです。

自然から離れて、不自然の中へと入り込むことができたのは、人間が自我を生み出したおかげなのです。勿論幻想の中でということですが。

だからもう少しで、この旅は終わりを迎えることになるはずです。もう最終章のそのまた終わりに近いような気がします。

誰が旅のどのあたりにいるかなどというレベルではないのです。旅全体を見渡して見たら、誰もが同時に帰還することになるのでしょうね。