ワガママという自覚は怪しい

クライアントさんの中には、ご自身のことをワガママだと思っている方が時々いらっしゃいます。

それをお聴きするたびに違和感を感じつつ、どういったことでワガママと感じるのかを確認します。

そうすると案の定、これと言って大したこともないのに、ご本人はワガママだと決めつけてしまっているのが分かるのです。

客観的に本当にワガママな人というのは、案外ワガママである自覚を持っていない場合が多いのではないかと思います。

ではなぜ自分のことをワガママだと思い込んでしまうのか?その理由は大きく2つあると思っています。

その一つ目は、親にお前はワガママだと繰り返し言われて育った場合です。子供はそれを真に受けてしまうのです。

それが大人になっても、根強く残ってしまってまるで信念のようになってしまっているということなのです。

そして二つ目の理由は、普段からいい人を演じてしまっている場合、その自己犠牲が裏で怒りを溜めることになるのです。

その結果、怒りに任せた言動を出してしまう事があると、いい人の自分からはワガママであるように感じられると言う事です。

もしもあなたが自分はワガママだと思っているのでしたら、上記のような事に該当しないか、一度しっかりと見つめてみるといいかも知れませんね。