無と無の間のかりそめの人生

自分の内側をよ〜く見つめてみると、今この状態というのは暫定的なものであって、これが終わりでは決してないと言っているのが分かります。

もう少し良くなる、もっと成熟できるはず、もっと健康になれる、もっと学習してゴールに近づくことができる等々。

そしてその次に、それで一体全体どこへ向かっているの?と質問してみると、シーンとしてしまいます。

つまり、何処かへと向かっているというのは建前であって、本当はどこにも行くことなどないのだと気づくのです。

目的地を目指している側からすると、どこにも向かってなどいないという事実については、聞く耳を持たないという感じです。

もっと◯◯になれるはず、というのは自分の心を納得させる方法の一つに過ぎないのであって、もうそこから目を背けることを止めることですね。

私たちはどこへも向かってなどいないということをしっかり認めることです。無からやってきて、大騒ぎした末に、無へと帰還するだけなのですから。

だったら、もう少し楽しく、気楽に、無と無の間のかりそめの人生を謳歌した方が賢いと思うのですね。

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