認知症がマインドの仕組みを見せてくれる

母親には平日月〜土まで毎日デイサービスに行ってもらっているので、日曜日だけが唯一朝からのんびりと家にいられる日なのです。

その朝いつもより1時間くらい遅い時間に母親を起こしに行ったら、帰るの?と聞かれたのです。どうも家に帰るのか?と聞いてきたらしいのです。

どこかに出掛けていて知らない部屋にいるような気がしたのでしょうね。毎日過ごしている自分の家に違和感を感じたのでしょう。

寝起きは大抵変な状態になるのです。夢の内容がそのまま続いていることもあるし、過去に生きているようになるらしいのです。

実は私たちのマインドも同じようにして、潜在意識の中では過去に生きていた自分がそのままの状態で現在生きているのです。

これはたとえ話しなのではなく、本当のことです。そんな馬鹿なことがあるのかと思われるかも知れませんが、それがマインドの仕組みなのです。

私のマインドに対する理解をそのまま裏打ちしてくれているのが現在の母親なのです。認知症がその正しさを証明してくれているのです。

母親の寝起き時の不思議な言動のほとんどを理解してあげることができるのは、今の仕事を通してマインドを深く理解したおかげなのです。

だからセッションで内側を見せてくださったすべてのクライアントさんに感謝ですね。