上位次元から見ると時空はない

高校生になって、数学で微分とか積分というのを習うと思うのですが、あれって一体何だったんだろうと思っている人が多数派だと思います。

それはそうですよね、だって使い道を教わってないからです。自分の実生活では使わないとしても、その使い道くらいはざっくりと教えて欲しかったですね。

実は微分も積分も、この現実世界を描写するのになくてはならないものなのです。例えば、畑の面積を知りたいとします。

現実の畑が、理想的な長方形であればいいのですが、そうとばかりは言えません。実際私の家の敷地は長方形ですが、少し歪な形をしています。

そんな時、積分を使わなければ面積を正確に計算することができないのです。微分の方は、また少し違います。

ある物体の速度を計算しようとするとき、それが等速直線運動であれば簡単に次の位置を計算することができます。

けれども、実際にはそんな綺麗な動きをするものなどこの世にないのです。カーブを曲がったり加速度がついたり。

そうした動きを予測するときには、微分が必要となるのです。なんでこんな話しをしているかというと、あることに積分の概念が使えると気づいたからです。

例えば、二次元の世界(面ですね)から三次元(空間)を導き出すときには、積分すればいいのだろうと考えられます。三次元は二次元の積み重ねだからです。

同様に、私たちの時空である三次元を積分すればより上位の次元になるわけです。ここからが今日お伝えしたい本題です。

三次元の世界から二次元である面をイメージはできますが、実際に面という存在はありません。あくまでも概念としてあるのです。

同様にして、意識の世界であるより上位の次元から、私たちの時空である三次元を見ると、イメージはできるのですが存在はないのです。

それが完全な意識の状態、例えば瞑想状態で感じることができる時空の非存在なのだと。私たちの本質からすると、時空はないのですね。