何にも興味を持てない

知識欲というのがあるということを知ったのは、確か中学生くらいの時だったと思うのですが、へえそんなものがあるのかあという程度でした。

勉強が性に合わない自分は知識欲などと言われても、全くピンとこなかったのです。ただ何かと物知りな友人などを見ると、ちょっとカッコいいなとは思っていました。

成長して大人になれば自分も知識欲が出てきて、人並みに色々なことを知るようになるのだろうと思って期待していたのですが、そうはなりませんでした。

簡単に言えば子供の時や学生の頃のままなのです。誰でも知っているような日本や世界の歴史にも興味を持てず、地理にも疎いままです。

テレビのクイズ番組などで一般常識的な問題が出て、出演者のみなさんが軽快に答えていくのを、みんなよく知ってるなあと思いながら観ているのです。

経済がどのような仕組みで回っているのかを知ろうと思ったこともあったのですが、続かないのです。

要するに興味がないからです。知識量が異常なほど少ないので、人との雑談というのがとても苦手です。

スポーツや行事にも関心がないし、だから冠婚葬祭にこの年齢になっても対応できないのです。一口で言うと使い物にならないと言うこと。

常識のなさというのは、興味のなさからくるものだと言うのを身をもって証明しているようなものですね。

多くの物事に対して興味を持てない私の自我はなかなか大変です。ただ唯一言えるのは、自我やマインドのことは興味があるので、この仕事の役に立ってよかったです。