労働って何?

日本国憲法の中に国民の三大義務というのがありますね。教育の義務、勤労の義務、納税の義務の三つです。

私はこの年齢になっても義務という言葉にちょっとした抵抗があるのですが、それはさておき未だにしっくりこないのが、勤労の義務です。

私の社会性の中の何かが欠落してしまっているのか、勤労というものをしっかりと理解できていないようなのです。

労働というのもピンときません。さらに言えば、労働の対価としてお金をもらうというのも、深いところで違和感を感じています。

このような感覚を持った人はもしかしたら一定数いるのではないかと思っていますが、そんなことを話題にすることもないので本当のところは不明です。

なぜ労働が必要なのか?一日中釣りを楽しんだっていいじゃないと思っているのです。頑張って働いて、欲しいものを手に入れるという気概もゼロ。

だから労働の対価をもらって、それで生活しているという感覚が曖昧なのです。勿論理性ではそのことを理解はできているのですが。

そのせいなのか、今現在私が使えるお金があるとしたらそれは全て、どこからかやってきたものだという認識なのです。

結局ようやく手に入れた大切なものという扱いもできないし、生きていくのに必要なお金があるのが不思議な感じなのです。

勝手な思い込みかもしれませんが、ある程度無頓着であるものの方が、却って不自由しないのではないかと思っています。

あって当然という思い込みは、案外困らない現実を持ってきてくれるのかもしれないなとも感じていますが、みなさんはどうでしょうか?