自我ど真ん中から抜ける

確か今から6年程も前のことになるのですが、当時新しく発売されたipadとapple penを購入して、遊びで絵を描いたり図面を描いたりしていたのです。

それ以来愛用しているipadですが、apple penの方は全くもって使わなくなってしまっていたのですが、最近またある用途で使いたくなったのです。

ようやく見つけ出していざ充電しようとしたところ、どうも壊れてしまっている模様。なんかそんな気がしていたのですが、まさか何もせずにいて壊れるなんてと…。

事務所隣のapple storeに持って行ったところ、やはり壊れていると。修理には三千円くらいかかるし、おまけに新宿まで持っていく必要があるとのこと。

新しく購入すると一万三千円くらいかかるらしい。え、どうしよう?持ち帰ってきてもう一度試してみたけれど、勝手に治るはずもなく。

修理するなら差額で1万円ほど浮くけれど、新宿まで行く労力を考えると?待てよ、自分の単価っていくらくらいだっけ?

ここで迷ってしまい、お得意のしばらく放置。それでようやく、よくあるどうしたものか迷うという定番の自我のモードに入っていたことに気づくのですね。

どちらがお得かを考えあぐねていることそのものが、エネルギーの無駄遣いなのです。事態を見守るモードに戻るのに少しの時間が必要でした。

一旦このモードに戻ることができると、損得の問題から解放されていくのが分かります。あとは、どうなるかを楽しみに待つのみです。