セッションの中でクライアントさんと会話をしていて、思わずハッとさせられることがたびたびあるのです。
その時に自分の常識の範疇で物事を捉えていたなということを思い知らされるのです。そうならないようにと注意をしているにも関わらずです。
例えば、色々なことを考えて考えて、一生懸命ああでもない、こうでもないと考えていると、充実した感じがすると言われたときなど。
それは勿論、本当に考えなければならないようなときであればいいのですが、寝るつもりで床について寝れない時などはもってのほかなのです。
考えるつもりがないのに、勝手にやってきた思考に翻弄されてしまっているという事実に気づこうとしないわけです。
私が思うに、今この瞬間に本気で考えなければならない状況って、実際にはほとんどないに等しいのではないかと。
今何かを考えていたと気づいた時に、この思考は大切だと思った試しがないということです。ほとんどどうでもいいことばかり。
あるいは、今それを考えなくてもいいんじゃないの?というのが大半なのです。非常に単純化して表現すると、次のようになります。
何かを考えているときは、時間を浪費していると理解すること。その思考を即刻ストップした方がいいということ。
このことをしっかりと理解できないと、知らぬ間に左脳さんの奴隷と化してしまうことになることを忘れないことですね。