金縛りはチャンスだった

高校生の頃、毎晩のように夜中の3時過ぎまでラジオの深夜放送を聴いてから寝るという生活を繰り返していたのです。

そのせいなのか、金縛り状態になってしまうことがしょっちゅうありました。一度あれがやってくると、ああまたなっちゃったよ〜。困ったなあと。

どれほど身体に力を入れて、そこから逃れようとしても小指一本動かすこともできなくなってしまうので、これで呼吸が止まったら死んじゃうんじゃないの、と不安になってみたりもしました。

現に生きているので、そんな心配は無用だったのですけどね。金縛りというのは、肉体と精神の不適合とでもいうのか。

要するに、身体は疲れていて眠ってしまっているのに、精神がまだ興奮状態を維持しているために、目覚めた状態でいることで起きるものらしいのです。

最近でもたまに、変な時間に昼寝したりすると、小さな金縛り状態がやってきたりすることはあるのですが、それほどの恐怖はもうなくなりました。

実はこの金縛り状態をうまく利用することで、体外離脱をしたり高次の自分と繋がることが可能になるらしいのですが。

それを阻んでいるのが、自分は肉体とイコールだという強い思い込みらしいのです。自分は肉体ではない、自我でもない、純粋な意識だと分かっていても、深い部分では肉体だと思っているのかも知れません。

なぜなら、過去の自分のことを思い出してみたときに、自分の身体の映像記憶がメインになっていることからしても、納得してしまいます。

このしぶとい思い込みを少しでも外していくことができたら、非物質の世界への旅も夢ではなくなるのかも知れませんね。

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