色彩豊かなこの世界を楽しむ

毎年秋から冬にかけて街が紅葉で色づいてきて、心密かにああ綺麗だなあと感じ入るのですが、どうやら若い頃よりもずっとそういう感覚になることが増えてきましたね。

クルマを運転していると、街路樹であるイチョウの黄色が目に鮮やかに映って、本当に素晴らしい限りなのです。

その光景を昼間見ているせいか、夜に瞑想するときに真っ暗な瞼の裏にその眩しいイチョウの黄金色がクッキリ見えてくるのです。

実はこれまでずっと、自分はイメージ能力が低いなあと自覚してきたのですが、このイチョウの輝くような色合いが美しく見え出したことに、少々の驚きを持って体験しているのです。

イメージ力の高い人のように、どうやったら頭の中でイメージするだけで、くっきり鮮やかに景色などが見えるようになるのだろうかという疑問があったからです。

睡眠中に見る夢にしても、色彩豊かなものを見ることがほとんどなく、味気ない白黒の夢ばかりなのです。

もっと正確に表現するなら、色という概念のない世界の夢とでも言えばいいのか、画像というよりも何かの意味合いとかに焦点が当たった夢みたいなものです。

それはきっと普段の自分の生き方の特徴が出ているのかなと。例えば、よほど印象に残らない限り、人がどんな服装をしていたのかを覚えていなかったりするのです。

目から入ってきた視覚情報を、自分の興味の対象となる情報だけに特化させて見ているのではないかなと、そんな疑いがあるのです。

とはいうものの、今年のイチョウの美しさをきっかけとして、もっともっと色合いとか画像そのものをしっかり見ることができるようになれたらいいなと思うのですね。

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