万全を期す<臨機応変

もしもあなたが非常に危険で命懸けの登山にチャレンジするとなったら、あらゆる想定をして準備に万全を期するはずですね。

それは当然のことだと思うのですが、普段の生活においてはそれほど危険で命をかけるようなことは滅多にないはずです。

だから事前の準備はほどほどにして、あとはある意味ぶっつけ本番でこなしていくということがあっても言い訳です。

もしかすると、抜けがないような完全な準備をするよりも、リアルタイムで起きることを楽しみながら事に当たるということが、楽しいということもあるはずです。

私はどちらかというと、後者の生き方が性に合っているようで、海外出張する時なども足りないものは現地調達を旨としていました。

そのおかげで、少々困った事態に遭遇してしまうこともあったりするのですが、それはそれでまあいいんじゃないという感覚で乗り切るのです。

いずれにしても、それほどの大ごとにはならないという楽天的な考え方が好みなのですね。カッコよく表現するなら、存在を信頼しているということです。

最近始めたYouTubeの撮影にしても、ほぼ事前の準備をせずにやっていて、撮影が終わった直後にもっとこうしておけばよかったかもなと、すぐに反省がやってきます。

けれども、それも少しの間だけですぐにまあいいかというように自分を許してしまえるのです。そのくらいだからこそ、やっていけるんだろうなと思っています。

万全を期すというのも決して悪くはないのですが、瞬間瞬間にやってくる出来事に合わせて臨機応変に対応していくというスタイルも、なかなか面白みがあって飽きないなと思っています。