夢を楽しみましょう!

なぜだか分からないのですが、ずっと以前より勝手に妄想していたことなのですが、「死んだら目が覚める」という感覚があるのです。

子供の頃に、風邪をひいたか何かで高熱を出して、夜にウンウン唸りながら布団で寝ていて、あくる朝目が覚めたら枕元に両親がいたのです。

それで、ああずっと見守っていてくれていたんだと安心したと同時に、熱が冷めてとても気分が楽になっているのに気づいた、そんな景色が残っているのです。

その感覚に近いものが、死んだ後にやってくるのではないかと。つまり、現実を生きていたというリアルな夢から覚めて、全てを理解した瞬間の深い安堵。

過去にこれと同じようなブログを書いた記憶があるのですが、その頃とはまた感覚が変化しているかもしれません。

このリアルに感じている物理現実が、夢のようなものだという感覚は、拭おうとしても拭いきれないほど、自分の中では定着しているのです。

それは、そのことに自我である自分が気づいているというよりも、どこかでそれを感じているという表現の方が近いです。

だから、私の自我さんはごく普通の人間として、死ぬのが怖いという当たり前の感覚を持っているのです。

とはいえ、年齢を重ねてきて死が近づいてきているという実感もあるので、自我にとっても都合のいい「現実は夢だ」の方を採用したいのかもしれません。

何にせよ、死ぬと同時に自我の自分も死ぬのですが、自我とは無縁の自意識のようなものは決して消えないという感覚もあるのです。

広がった自己の感覚、時空を超えた次元に在る自己が消えるということはないのでしょうね。だからみなさん、安心して夢の中にいる限り思い切り好きなことをして楽しみましょう。

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