視覚とは色とその変化

一般的に言って、私たちが自分の視覚によって捉えているものは、様々なモノの色や形だと思っています。

ところで小学生になると、図工の時間に絵を描かされるようになるのですが、その時に使うのが絵の具です。

絵の具というのは、単に色で塗る道具であって、それだけで人の顔を描いたり、景色を描いたりできるわけです。

ということは、視覚によって実際に見えるものというのは、単に色でしかないということに気づくことができます。

そう、色しかないのです。テレビやスマホの画面においては、小さな色の粒が集まってあらゆる画像を作り出しているのです。

色の違いが仮想的な境界を作り出し、それが形という二次的な概念を生み出すのですが、それでもそこには色があるだけ。

もしも色が刻々と変化するなら、それを我々は何かが動いているというように感じるわけです。

そうした色という視覚において、その色を見ている主体としての私がいるということが言えるのかを見て欲しいのです。

それはもう色という視覚の範疇ではないと気づくはずです。また同時に、色の出現とそこにモノがあるということがどれほどかけ離れたことかにも気づくはずですね。