証明は二元の世界のもの

思い出してみると、非二元の気づきと呼べるものの最初のものは、モノには実体がないという気づきだったのです。

他の言い方をするなら、モノの実体というものをどうやったら知ることができるのかを考えた時に、それは不可能なことだと気付いたということです。

我々の五感や身体感覚などのあらゆる知覚、感覚を駆使したところで、モノの実体を知る方法がないということ。

ということは、実体というのは単なる概念なのではないかと。そう考えることで、全てがシンプルになるのです。

それを簡略化して、「ものはない」と言っているわけです。とは言うものの、実体がないことを証明できるかと言われると、それはそれで難しいのです。

なぜなら、その証明するということ自体が二元の世界のものだからです。非二元の立場からすると、どんな証明も全く意味を持ちません。

全て架空の世界のタワゴトのように感じてしまうのですから。証明には、客観的事実が必要になるので、それ自体が幻想なのですね。

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