気づくのに体感はいらない

非二元の話を聴いて深い理解を得たいと思っている人は、そのほとんどが揺るがし難い体感を得たいと願っているのではないかと思うのです。

たとえば、モノには実体がない、空間はない、視点はないなどの説明を聴くたびに、そうしたことを理屈ではなく身体の感覚を通して分かりたいと思うのです。

当然と言えば当然かもしれませんね。私自身もずっとそうでした。そして、実際に視点はなかったと体感できる時もありました。

何かを見ている時に、その見かけだけが見えているとか、それとの距離が全くないと感じることもあるのです。

その時はそれなりに嬉しいし、ああやっぱりそうなんだなと自分なりに納得できるわけです。でもそうした体感がいつもあるわけでもありません。

もっと正直に言うと、体感なんてないことの方が多いのです。そして、決定的なことを言いますが、どんな体感も不要なのです。

どんな思い込みも使わずに、コレをそのままに見てみればいいだけなのです。視点がなくなる体感がやってこなくても、視点がないことに気づけるのです。

どんな期待もせずにあるがままをただ見ていれば、そこに広がっているのは見かけだけだと気づくことになるのです。

気づくのに体感はいらないのです。ただ正直に見てみることだけ。絶対に見逃すことなどできないのですから。

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