人を三つのタイプに分類する

私たちのマインド(思考)は、何かを分類するのが上手というか、大好きなのですね。たとえば、血液型で人の性格を判断するなどというのは、その典型かもしれません。

分類して違いを明確にするというのは、何かを詳細に把握するためにはとても大切な手法です。整理整頓するにしても、そうした分類は絶対必要なものです。

これはある本からの受け売りなのですが、人を次の三つのタイプに分類するということについて書いてみたいと思います。

一つ目は、「知る」ことを優先して生きている人。彼らは、物事を調査して知るに至ったときに初めて行動を起こすというタイプらしいのです。

したがって、対象が人であれば一目ぼれをするということがないのだそうです。慎重に相手を見て、十分すぎるくらいに観察して、知ることができたときに、好きになるということだそうです。

彼らは、研究者や哲学者などが適しているということで、数パーセントしかいないそうです。二つ目のタイプは、「感じる」ことを優先して生きているひと。

相手のことをよく知る前に、好きになってしまうタイプ。自分の感性によって、きっとこの人は正直者に違いないと決めてしまい、後づけでそれが正しかったと証明しようとするのです。

そして、三つ目のタイプは、「行動」を優先して生きている人。何よりも、真っ先に行動してしまうのです。知ろうとする前に、感じる前に、決断が先ばしるということです。

ここまでは、なるほどねという程度なのですが、ここから先が意外にも大切な気づきをもらったのですが、それぞれのタイプの人たちは、その真逆の状態にたやすくなれるということです。

「知る」の人は、簡単に思考を止めることができる人だし、「感じる」の人は、無感情になることができる人であり、「行動」の人はあっという間にリラックスすることができる人なのだそうです。

時計の振子のように、左右の両極の間を行ったり来たりするということなのでしょうね。勿論、誰もがこの三つのタイプのすべてを併せ持っているのであって、一つだけという極端な人はいないのです。

要するに、どのタイプが自分の中で一番優位なのかということであって、それを見極めることができると、無駄なエネルギーを使うことなく、人生がスムーズになるとのことです。

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