自己表現を復活させる

言わないと分かってもらえないという、とてもシンプルな法則があるのですが、どこまでそのことを身に染みて理解できているでしょうか?

怖いのに怖くないように振る舞ってみたり、痛いのに痛くないかのような態度でいたり、そういうフリが上手ならば尚更です。

人には決して伝わることはないでしょうね。それは分からない方の責任ではないのです。誰もがみんな自分のことで精一杯なのですから。

言わなくても分かって欲しいは即刻やめるべきなのです。自己表現をするということを第一に心がけること。

そしてなぜ、自己表現ができないのかをしっかり見定めること。そこには必ず明確な理由があるからです。

ずっと言い続けていることですが、自己表現を抑える三つの主な理由があるのです。その一つは恐怖。恐ければ人は何も言えなくなってしまうのです。

二つ目は、罪悪感。相手のことを可哀想に感じたり、罪悪感を感じてしまうなら、自己表現はできなくなるのです。

そして三つ目ですが、これが最も強いブレーキとして働くのですが、それは自己否定なのです。

自分が悪いのだと思えば、どんな自己表現もどんな感情も隠されてしまうのです。だから幼い頃にこれをマスターしてしまうと、自己表現や怒りが完全に隠されてしまうのです。

そうなったら、怒りを沢山溜め込んで、そのために腹立たしい日々を過ごすハメになる可能性が出てくるのです。

もしもあなたが自己表現が苦手だという自覚があるなら、上記の三つの中に原因があるかどうかをよく見極めてみることですね。

理由が分かれば、それを脇に置いて自分の言いたいことや感情が自然に出てくるのを実感できるようになるはずです。

その結果、人生の生きにくさが小さくなっていくでしょうね。