着けてる仮面に気づく

一般的には女性はお化粧をしている人が多いかもしれませんが、スッピンで過ごしている人もいますね。

逆に最近は男性でもメイクをしている人がいても、あまり違和感を感じることもなくなってきたかもしれません。

そうした男女差とは無関係に、私たち人間は誰もがそれなりの仮面を被っているのです。しかも仮面は一つではなく、幾つも取っ替え引っ替えしているのが普通です。

その仮面というのは、相手によって無意識に変えるのです。家族に対するもの、友人に対するもの、同僚と一緒にいるときの仮面。

そんなふうに、自動的に環境や相手が変わるたびに、どの仮面を着けるかが決まるのです。その仮面の目的は防衛にあります。

だから癒しというのは、その仮面を一枚ずつ外していくことなのです。といっても、外部から強引に引き剥がそうとしても、仮面はとれません。

なぜなら本人としては、仮面を着けるのは言わば命がけだからです。気がついたら、仮面をつけずにいられるようになるのが理想です。

そのためには、北風と太陽の話しのように自らコートを脱ぎたくなるように工夫することが肝要ですね。

更にその時そのとき、自分がどんな仮面を着けているのかに気づけるようになることが、もっともっと大切なのです。

気づくこと、つまり意識的であることができれば、仮面は自然と不要になっていくものです。