反動形成の副作用

皆さんは「反動形成」って知っていますか?もしかすると聞いたことはあっても、意味は曖昧かも知れないですね。

身近なところで言うと、男の子が好きな女の子に対して優しくする代わりにイジワルをしてしまうようなものです。

好きと言う気持ちのやり場がなくて、あるいはその気持ちを隠そうとして、嫌いな女の子にするような行動をするのです。

この程度であれば可愛らしいで済むのですが、それが本格的なレベルになると人生を悪化させてしまう要因にもなるのです。

例えば、幼い頃に母親に抱きしめて欲しいのに、それをいくら願ったところでしてはもらえないとなったときに、「抱きしめて欲しくない」という反対の気持ちを作るのです。

そうすれば欲しくてももらえないという地獄から解放されるからです。本音をしまい込んで、嘘で蓋をして凌ぐわけです。

ところが大人になって、友人などからごく普通にハグされそうになると、居心地の悪さを感じて拒絶するようになったりするのです。

本人はなぜ他愛のないハグが苦手なのか、理解に苦しむわけですね。こうした反動形成の副作用が起きる可能性があるのです。

もしも何か理由なく拒絶してしまうと言った経験があるなら、この反動形成の副作用を疑ってみるのも一つの方法かも知れませんね。

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