右脳には不安も孤独もない

今日も右脳と左脳のお話です。右脳というのは、とても自然な見方をしています。この世界をあるがままに見ているのです。

そこにはどんな分離もないのです。だから境界とか、何かを分け隔てるものがないのです。全ては一つという世界。

一方の左脳の見方は、この世界を分離という概念をベースに捉えています。個々のモノが集まって全体となるという見方です。

個というのは他の個と分離しているため、そのままでは孤立している状態であるのは明らかです。それはとても不安だし孤独であるはず。

それを何とかしようとして、言葉を発明したのです。言葉によって、個と個の間でコミュニケーションが可能となったのです。

情報を共有できたり、互いの気持ちや思いを分かり合えるようになったことで、不安と孤独から解放されたかのように見えたのです。

けれども、言葉によるコミュニケーションはあくまでも表面的なものに過ぎません。共有できてるつもりでも、本当は類推するしかないのです。

仮にあなたが腰痛で苦しんでいたとしても、全く同じ腰痛を私が感じることはできないからです。つまり本当には、分かり合う事など不可能なのですね。

ところが右脳にはそれができるのです。昔から以心伝心という言葉があるように、これは直接的に互いに繋がっているということを意味します。

つまり、私たちが左脳優位から右脳優位へと変化することができれば、自我が必然的に持っている不安や孤独が消えてしまうということですね。