ルールは守ろう!

先日5年ぶりに運転免許の更新に行ってきたのですが、今回はなんと「違反」のカテゴリーに入れられてしまっていたため(恥)、講習が2時間という長丁場でした。

「初めての更新」というカテゴリーのフレッシュな人たちと一緒のクラスだったのですが、どうも私が最年長者だったようです。

講習の内容で印象に残ったのは、横断歩道で歩行者を優先するというルール。講師の方が力説していましたが、このルールはあまり守られていないのだとか。

皆さんは、ご存知だったでしょうか?信号機のない横断歩道において、歩行者の姿があれば車両は止まらなければならないというルールです。

この一見もっともらしいルールですが、私は個人的には大反対なのです。予測し難い人間の行動を、ルールの中に取り込んだことが間違いだと思っているからです。

足の不自由なお年寄りなどは、クルマに先に行ってもらって自分はゆっくり横断したいと思うかもしれません。

あるいは、横断しようと思ったまま立ち止まってケータイを凝視している人がいたら、ドライバーはどうしたらいいのか分からないのです。

今朝たまたま体験したのですが、横断歩道に差し掛かる前に左斜め前方を走っていた自転車の人が、横断歩道のところで止まったのです。

私はルールだから仕方なく車を停車して待っていたのですが、その人は道路を横断せずに歩道を歩いていた人が通り過ぎるのを待って、歩道の方へと走り去って行ったのです。

こう言ったことはいくらでも起きる可能性があるわけです。交差点の脇の道からやってきた人が横断歩道に近づいてきたので停車したところ、その人は横断せずに道沿いに歩いて行ったこともあります。

下は、実際に私が毎日通っている道路の画像なのですが、このように横断歩道の前で腰掛けている人がいたら、あなたならどうしますか?困るでしょう?

そもそもが、質量の桁違いに大きい車両を、小さな人間一人のために停車させるということ一つとってみても非効率だし、エネルギーの損失でもあるのです。

このようなことはルール化するのではなく、ドライバーの良心に任せておくほうがいいのです。余裕のある人なら、歩行者を優先させようと思うはずですので。

理不尽だなと思ったとしても、ルールである以上私は守りますよ!「存在が与えてくださる全ての出来事に感謝し、喜んで受け入れます。」と日々唱えていますから(汗)。