どんな時も自分が先

「どけー、どけー、俺が先だー!」という厚かましい迷惑な人のことを言っているのではありません。それで思い出したことがあります。

何十年も前のこと、エレベーターに乗っていると、幼い女の子とその両親の三人が乗ってきました。それからエレベーターが次の階で止まり、ドアが開いた時のことです。

その親子が降りようとしているところに、それを無視してか数人の叔母さまたちが乗り込んで来ようとしたのです。その時です。

その女の子のお父さんが、突然人格豹変して、「われ〜、◯◯殺◯◯〜!」と怒鳴りつけたのです。完全にその道の人という感じ。

それまで、あれほどの猫撫で声で娘さんと話しをしていたのに…。乗り込んで来ようとしていた叔母さまたちの顔も恐怖で引きつっていましたね。

こんな話しをしたかったわけではありませぬ。気を取り直して、「どんな時も自分が先」というのは、自分のエネルギー状態が先という意味です。

自分の周りで起きているあらゆる状況は、自分自身のエネルギーが外側に投影された結果であるということです。

私たちは、穏やかでいられるときは別として、何か嫌なこととか困った事態に陥ったりすると、自分の波動を棚上げして外を見てしまうのです。

ただし間違って欲しくないのは、都合の悪いことが起きたからといって、自分の波動が悪いからだと単純に決めつける必要はありません。

そもそも都合が悪いことが起きたという判断を見直す必要があるのです。実は起きていること自体には、いいも悪いもなく完全に中立なのです。

起きたことを否定的に捉える前に、そこには必ず何らかの意味があることを思い出して、肯定的な反応をしておくのです。

そうすることで、その波動に見合った現実がその後やってきてくれることになるということです。この先、このようなチャンスがやってきたら是非試してみてください。

こう考えて生きるだけで、なんだか何がやってくるのかが楽しみに感じてきますね。言うのは易しですけど。