「備えあれば憂いなし」という格言のようなものがありますね。準備をしっかりしておけば、いざという時に結果がどうかと心配することはない、という事です。
確かに正しいことを言っていると思います。今家を立て直そうとしている最中なのですが、災害が起きた時のための様々な設備などがオプションとして提示されるのです。
地震や台風、あるいは水害などに対する新しい取り組みがされていて、素晴らしいなとは思うのですが、全てのオプションを取り入れようとしたら、大変な金額になってしまいます。
何があっても自分は絶対に生き残りたい!という強い気持ちがあるのなら、自分の命ですからお金には代えられませんが、一般的に考えてそこはバランスなのでしょうね。
上記の格言を鵜呑みにしていつでも準備万端ということを心がけようとすれば、それなりの弊害も出てくるのです。
未来の安全のために、現在の生活を犠牲にしてしまうようでは本末転倒ですから。命に関わることはともかく、もっと軽い事柄でも同じだと思うのです。
準備を怠ることを云々するよりも、未来のことを憂うことの方を見つめて見ることも大切なのではないかと。
心の中にある不安感が大きければ、どれだけ準備を念入りにしようと不安が消えることは決してないからです。
不安の材料はそれこそ周り中に転がっています。それらに目を向けるなら、安心したいという欲求が強くなるのは当然かもしれません。
不安ネタから目を背けたり、抑圧して気付かなくするということを言っているのではなく、ただ自分の意識がどこに向きやすいかに気づいていることはとても大切です。
波動の悪そうなニュースに引っ張られるのか、気分が良くなるような情報を意識的に取り入れようとするのか、その選択は自由なのです。
あなたが自由意志で選ぶものこそ、あなたの内面にどんなものが隠されているのかを物語っているということに気づくことですね。