愛は欠点を消してしまう

あなたには大切な人がいますか?大切ということはきっと愛しい人なのだと思います。愛している人ということです。

ただどんな人であれ、欠点と思われるものを持っているはずですね。そこがなくなってくれたらもっと好きになれるのにと考えたりしませんか?

そして密かに変わって欲しいと願うのです。あるいはそれを隠さずに相手に伝えるかもしれませんが、なかなか期待通りにはならないものです。

期待が大きければそれだけその愛には不純物が含まれているということ。なぜなら愛は期待とは正反対のところにあるからです。

そんなことをつらつら考えつつ次のoshoの言葉を読むと、何かが深く刺さりますね。特に最後の一行が好きです。

“もしあなたがひとりの人間を愛していたら
あなたはトータルなその人を受け容れるものだ
あらゆる欠点を含めて
そうした欠点もその人の一部なのだから
しかし、愛にはそれを変える力がある“

なぜ愛にそんな力があるというのでしょう?私が思うに、そもそも愛は相手の欠点を欠点とは見ないというのがあると思います。

そしてもう一つ、愛のエネルギーが相手を包むことでその人の防衛が小さくなって、その人自身の愛が開花するようになるからです。

明らかな欠点というのは、そもそもが防衛によって作り出されるものだからです。人間本来の存在には欠点などないはずですね。

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