瞑想に代わる方法

瞑想というと、何か特別な状態にならなければならないとイメージしてしまうかもしれませんが、もっとシンプルなものなのです。

過去へのアクセスをやめて、未来へのアクセスもやめて、どこへも行かずにただここにいるだけでいいのです。

目をつぶる必要もありません。なんなら、目を開けておいて自分の眼球に意識を向けておくことができたら、そのほうが効果的かもしれません。

なぜならそうすることで、眼球があちこちに動かなくなるし、そうなると意識は確実に外側から内側へと向きを変えてくれるからです。

それだけだと退屈しそうであれば、そこに腹式呼吸を加えてみるのもいいですね。息を吸うときにお腹をプクッと膨らませるのです。

息を吐く時には、ゆっくりとやや時間をかけて吐いていきます。それだけでも、少し経つとジーンとしてくるかもしれません。

もしも何かを思い出したなら、それに気づいた段階でやめればいいだけです。あるいは何かのイメージが浮かんできても、同様にして気づいたらやめるのです。

本当にただこれだけ。うまく行こうが行くまいが、そんなことには構うことなく、大切なことはほんの少しの時間でも実践することです。

そしてしばらく経つうちに、何か感覚が変わってくることもあるかもしれません。その変化を楽しみにすれば、またそこから継続していけるのです。

楽器の演奏のように、ちょっとコツを掴んだらそこから更に自分なりの方法が見つかっていくはずです。ぜひ試してみてください。