若い頃からずっと達成感というものをほとんど感じたことがなくて、あったとしてもほんの短い間しか続かなかったのです。
会社員になって、みんなで協力して成し遂げたプロジェクトとかであっても、みんなのようには手放しで喜ぶ感覚が薄かったのです。
だから自分は損な気質なんだなと思っていたし、そのうちには諦めるようにもなっていたと思います。
そのことと連動しているのか、自分が頑張って出した結果よりも、漁夫の利のような成果を手に入れた時の方が嬉しいのです。
そんなことってあるの?と思われるかもしれないですが、本当にそうなのですから、不思議なものですね。
表現を変えて言えば、例えば自分の実力を最大限発揮したことで得た成果には、それほどの喜びを感じないのです。
その一方で、誰かの努力によってもたらされた成果を、ずる賢く横取りしてあたかも自分の手柄のように思われたら、すごく嬉しいのです。
これって、変態的ですよね。でも本当だから仕方がないのです。きっと、自我としての手柄を真正面から喜べない何らかの抵抗があるのかもしれません。
いまだにそこの部分は解明できてはいないのですが、皆さんはどうですか?やはり、自分自身の正当な努力による対価に魅力を感じるのでしょうね?
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