頭の中のシークバー

下の画像は、日頃私たちが動画などをみるときに慣れ親しんだ画像ですね。この画像の下側にある線(赤と白の部分)をシークバーと呼ぶらしいです。

要するに、今どの位置にあるのかを示してくれるもので、左にずらせば動画の前の方に戻るし、右にずらせば後の方に移ることができます。

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私たちの左脳の仕組みにも、このシークバーのような機能をする部分があって、それを操作することで過去を思い出したり、未来をイメージできるわけです。

このシークバーの機能のおかげで、私たちは時間というものを感じることができるし、時間は過去から未来へと流れていると思っているのです。

瞑想状態になって、時間の流れから抜け出すと、上の図のように時が止まった状態になると想像している人もいるかもしれませんね。

けれども、そうではないのです。瞑想の中に深く深く入っていくごとに、シークバーに寄って行くような感じになるのです。

シークバーの縮尺が変化すると言ってもいいかもしれません。シークバーのメモリが拡大表示されるので、時間の流れがスローになっていくのです。

けれども、時間が止まるということにはなりません。時間の流れというものが幻想だったと気づくだけなのです。

頭の中のシークバー自体が消えていくことにより、時間はないということに気付けるのですが、過去や未来も一緒に消えるのではなく、現在と同時に在る感覚です。

頭の中のシークバーを操作することをやめてみると、時間が過去から未来へと流れているという思い込みから解放されるでしょうね。

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