充分以上をイメージすると…

リラックスとはこの瞬間が充分以上であり、求め、期待され得る以上だということだ。

求めるものは何もない。欲し得る充分なもの以上–。そのときエネルギーは決してどこへも動かない。

それは穏やかな淵となる。自分自身のエネルギーの中に、あなたは溶け去る。

by osho

期待していること、欲していること、それらがどんなものであれそれ以上のものがここにあるとしたら、とイメージしてみるのです。

一般的には、これが手に入ったらいいなとか、こうなったら嬉しいなといった程度をイメージしてみると思います。

けれども、ここではそれがすべて実現してもう充分だと感じることをはるかに超えたものがやってくる。

そのときにこそ本当にリラックスすることができるというのです。だとしたら、真にリラックスしたことなど自我ができてから一度もないのでしょうね。

もしも本当のリラックス状態がやってきてしまったなら、自我は消えてしまうのです。自分自身のエネルギーの中に、あなたは溶け去る…とはそういうこと。

なぜなら、自我はもう求めることができなくなってしまうからです。欲望こそが自我の存続を支える原動力なのです。

私の中では、「充分以上」というのをイメージしようとした記憶はありません。充分過ぎて、自我が発狂してしまいそうなときに、静かな至福で満たされるのでしょうね。

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