母親の影響が大

これは一般論ではあるのですが、多くの場合に子供が直接的に影響をより強く受ける相手というのは、父親ではなくて母親だということ。

もちろん父親と母親の関係性の中で、父親の影響が母親に行き、それが間接的に子供に降りてくるということはいくらでもあります。

ただ、直接的にという点では、母親なのです。父親と一緒にいる時間の何倍も母親と共にいる時間が長いというのもあります。

それにもかかわらず、父親からの影響が大きかったと感じている人は少なくありません。それにも理由があるのです。

それは、父親の方が母親に比べて分かりやすいというのがあるからです。父親は単純で、怒ったら怖いけど機嫌が良ければ大丈夫と言った具合。

ところが母親というのは、なかなか複雑なのですね。父親のようにはっきりしていないどころか、よりわかりづらい点はネガティブなエネルギーで絡められるから。

何があったとか、どうされたということよりも、一緒に暮らしている時間、母親のエネルギーにずっと侵されてしまうということがあるのです。

それが嫌なものであっても、子供は何が嫌なのかを表現できないし、ただ闇雲に怒りを溜め込んでいくしかないのです。

敏感タイプの子供であれば尚更です。こうした事実に気がつけば、よりピンポイントで癒しを進めて行けるはずですね。