◯◯上戸は危険信号

会社員だった頃の同僚の男性で、飲み会の席でいきなり赤ちゃん言葉になってしまう人がいました。

最初のうちは、本人も周りもただふざけているだけだという認識でいたのですが、そのうちそれが止まらなくなって初めて、ちょっとした異常を感じるのです。

本人は翌日になっても、それをうっすらと覚えているらしく、朝非常に低姿勢で職場に現れるのです。

何度かそれを経験しているこちらとしても、明日になったらまた後悔するだろうからやめた方がいいと飲みの席で注意するのですが、その時にはもう止まらないのです。

そして案の定次の日は決まって、しょぼんとしたうつむき加減で出社するのです。当時は一体彼の中で何が起きているのだろうと思っていたのです。

今ならわかるのですが、彼はきっとなんらかの理由で幼い頃に自由に言いたいことを言えない状況にいたのでしょうね。その不満がアルコールによって解放されるわけです。

お酒を飲むとこのように、普段とは違う態度になってしまう人というのはどこにでもいます。

笑い上戸になったり、泣き上戸になったり、はたまた怒り上戸等々。それは、それらの感情を十分に表現することができなかった過去があることを物語っているのです。

ただし、逆は必ずしも真ではありません。つまり、お酒を飲んでも変わらないからといって、自分は感情を抑圧していないと考えるのは間違いです。

そこのところは、体質が関係しているので、安易に決めつけることはしないようにしてください。その上で、続きを書きますね。

かつて、ある女性のクライアントさんで、アルコールが入ってくると、周りにいる人を殴ってしまうという人がいました。これは怒りが溜まっているのですね。

もしも◯◯上戸の傾向があるという自覚があるなら、過去溜め込んでしまった感情があるということを理解することです。

その上で、しっかりと癒しを進めていくことですね。さもないと、感情は思いもよらぬタイミングで爆発してしまうことになるかもしれません。

さらには、溜め込んだ感情は、その波動と似たエネルギーを持った現実を惹きつけることになるので、人生が台無しになってしまう可能性があるのですね。