クライアントさんとのセッションや、このブログを通してずっとお伝えし続けてきたことを総括すると、それは右脳優位の生き方と言えるのです。
それが分かってしまったので、何だそんなことだったのかとちょっとした驚きを持って受け止めているのです。
これまで左脳は思考、論理、言葉、右脳は感情、感覚、直感、みたいな括りで分けていたので、こんな大切なことに気づけなかったのです。
例えば、私が全体性という感覚について何か言った時には、それこそが右脳が生きて感じている世界そのものだということ。
あるいは、より自然に、より自由に、より無防備に生きると言ったなら、それも右脳側の生き方であるということ。
私たちが生きている内的世界には時間はないという時、それも右脳の世界のことを言っていたのです。右脳には時間という概念がそもそもありません。
右脳は今この瞬間だけを生きているのです。一方の左脳は時間の流れの中にいるという感覚を持っています。
だからこそ、過去を悔やみ、未来を不安に思うのです。そしてその不安から解放されたくて、ありとあらゆる自己防衛を編み出すのです。
それが苦しみの原因なのです。右脳にはそうした苦しみはありません。そもそも、右脳には自我がないのですから。
私たちがどれほどのレベルで左脳から右脳中心となる生活に変革したとしても、左脳の能力がなくなるわけではないので、そこを心配する必要はないのです。
左脳にコントロールされるのではなく、左脳の能力を必要に合わせて使うというイメージです。会話も文章も社会での生活も、全ては左脳にお願いするのです。
その一方で、思い切り右脳中心の人生へとシフトできるようにすべきなのです。そのための第一歩は、左脳から距離を取ることですね。
あなたの頭の中から聞こえてくるアレコレの声から離れて、シーンとした瞬間瞬間にいられるようにできたらいいと思います。