癒しの先にあるもの

どれほど理想的な環境で育てられたとしても、マインドがピカピカのまま大人に成長するなんてことは、ほとんどあり得ません。

なぜなら、親の生きている世界と、子供が生きている世界が違うことなどに起因して、さまざまな心のしこりや傷などが残ってしまうからです。

それが当然の結果であり、異常なことでも何でもありません。誰にもあるそうした部分をそのままにして生きると、知らぬ間に様々な影響を受けて生きづらさを背負うことにもなるのです。

そのため、誰であれ大人へと成長した段階のどこかで、かつて溜め込んだネガティブなエネルギーを解放してあげる必要があるのです。

一人でできる場合もあるし、プロの力を借りる方を選ぶ人もいるわけです。いずれにしても、ある程度の心の癒しを通過することで、人生は生きやすいものになるのです。

さてここで終わりにしてしまうのか、それともその先に待ち構えているものに目を向けるのか、大事な分かれ道がやってきます。

どちらが正しい道ということではないのですが、ただ癒すだけで終わりにしてしまうのはとても勿体ないなと思うのです。

心がある程度クリアになった先には、自分という存在は一体何者なのか?というとても重要な展開が待っているのです。

自分の本当の正体を知らずに死んでいくとしたら、それはとても残念なことなのではないかと思うのです。

もちろんそうしたことに興味がなければそれまでです。けれども、何か惹かれるものがあるのでしたら、先へ進むことです。

癒しで自分の内側に目を向けることができたのですから、さらにもっと奥へと進んでいくことは可能なはずです。

自我100%で生きてきた自分が、実はそれは本当の自分の一部でしかなかったという気づきがくるはずなのです。

それはきっと、思いもよらない何か大きな体験を通してやってくるのでしょうね。このブログでは、そうしたことも書いていきたいなと思っています。