あなたはどちら派?

左脳の特徴は、過去や未来の中にいて、ああでもないこうでもないと考え続けるわけです。これって、時間の中にいるとも言えますね。

一方で、右脳はどうかというと、今この瞬間にだけいるので、全く時間というものがありません。ということは、記憶というものとも縁がないのかもしれません。

左脳にしても右脳にしても、私たちの脳の内部での話です。私たちが生きているこの現実世界とは隔離された世界でのことです。

それなのに、自分の脳の中で起こっていることを、現実の世界で起こっていることと勘違いしていることに気づかないでいるのです。

だとしたら、現実がどうなのかなどということに囚われるのをやめて、より快適な人生にするには左脳と右脳のどちらとより緊密になればいいのかを考える必要がありそうです。

実際のところ、自分が左脳と右脳のどちらと蜜月の仲なのかをみてみれば明らかですが、私の場合はもちろん左脳です。

左脳の感覚は、二元性の世界を作り出しているので、嬉しいことがあれば必ず苦悩もあるのです。これは二元性の原理原則です。

喜怒哀楽と共に人生の浮き沈みを面白おかしく捉えて生きるのが好きであれば、左脳の作る人生はもってこいなのかもしれません。

その反対に、右脳の感覚はずっと今今今だけを生きているわけです。人生という物語もなく、ただ自分の本性である全体性にずっと気づいている状態なのかなと。

左脳が好みの人は、今のままで生きて死んでいけばいいのですが、右脳が好みの人は左脳との太いパイプを解消して、右脳との関係を密にしていく必要がありそうですね。

もちろん、左脳か右脳かどちらかだけで生きることはできません。要するに、軸足をどちらにするかを考えるということです。

さて、あなたはどちら派ですか?