意識に上がってこない思考

昨日のブログで、デフォルト・モード・ネットワーク、つまり自動思考について書きました。クルマのアイドリング機能と同じようなものです。

それからまだ1日しか経っていないのに、もしかしたら単純なアイドリングのようなものではないのかもしれないという考えがやってきました。

おさらいすると、アイドリングというのは低回転でエンジンをかけておいて、いつでも発車できるようにするための仕組みです。

デフォルト・モード・ネットワークも、自我がいつでも思考できるように前もって準備してある思考群という見方もできなくはありません。

けれどもよく考えてみれば明らかですが、クルマのエンジンは、すぐにはクルマに乗らない時には切っておくことができますよね。

ところが、今は思考はいらないと自我が思っているのにも関わらず、勝手に自動思考がやってくるのですから、主従逆転しているわけです。

それと、しばらく自動思考を停止させておくことができたとしても、何というか表に出てこないところで、たくさんの思考が蠢いているような感じがするのです。

だから自動思考がやってこないのに、なんだかシーンとはしてくれないのです。要するに、意識に上がってこないだけで、裏側では常に多数の思考が働いているのかもしれないと。

なんという嫌なことに気づいてしまったんでしょう。これが本当なら、それを停止させるための方法が見つかりません。

もしかしたら左脳の中で思考が止まるということはないのかもしれませんね。それが表に上がってくるかどうかの違いがあるだけで。

ある程度自動思考を止めていられるようになったからこそ、こうした思考の裏事情に勘づいてしまったとも言えますね。

デフォルト・モード・ネットワークのうちの意識に上がってこないものも含めて、それらを鎮める方法が見つかったら、きっとシーンとした本当の平安がやってくるように思いますね。