たまに、ガラクタで溢れかえっていて、足の踏み場もない家がテレビの番組で紹介されることがありますね。
いわゆる「ゴミ屋敷」です。単に掃除が苦手で、もので溢れかえっているだけの場合もあれば、外からゴミを拾ってきてそれで家の中を埋め尽くす場合もあるようで。
後者の場合だと、不思議なことにその家主さんは何とも思ってないようで、ゴミ屋敷と呼ばれてもぴんと来ないのでしょうね。
一般人からしたらゴミの山に見えるのですが、当人からするとそれらは一種の宝物ばかりで、決して捨てることができないのだなと。
それと同じようなことを自分の頭の中でやってしまっている人も大勢います。つまり、頭の中が思考というガラクタのゴミでいっぱいになっているのです。
ご本人としては、それらの思考がゴミだとは気づいていないので、とっ散らかった頭の状態でずっと生活しているわけです。
極端な事例を挙げましたが、ごく平均的な私たちの頭の中もやや似たような状態だと思った方が良さそうです。
なぜなら、いつもいつも何かを考えていて、そのことにも気づきにくい状態で生きているからです。
考えるのをやめようと決意したら、頭の中が波が全くない湖面のようになって欲しいのですが、ざわざわする思考は後を立ちません。
私自身、本当に頭の中がシーンとなった経験は、たったの一度しかないのですが、それはもう別世界で生きているようでした。
あれ以来どれほど瞑想を重ねても、あの状態にはなってくれないのが残念です。ともかくも、不要な思考はゴミだという見方を忘れないことですね。
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