もしもあなたが、これは受け入れるがあれは受け入れないとしたら、どちらにせよ全く受け入れてなどいないということになるのです。
なぜなら、Aを受け入れるが、Bは拒絶するというのなら、AかBを選別していることになるからです。
受け入れるというのは、無条件であるということが前提としてあるのです。無条件でなければ、その受け入れは言葉だけになってしまいます。
なぜそれが受け入れるということにならないのかというと、受け入れるとは判断や評価などの思考を使わないことを指すからです。
受容とは無思考であるということですね。無思考なのですから、判断、評価、選択、裁きなどが一切ないということ。
だからこそ、受け入れるということが可能となるわけです。無思考というのは、賛成もないし、同意すらありません。
もちろん肯定すらありません。なぜなら、そうしたもの全てが思考によってできているからです。
受容はあくまでも無思考であるということを忘れないことですね。その上で、自分自身のことや他人のことを受け入れるという練習をしてみるのです。
それが、どれほど難しいと感じることか。それは、とにかく私たちは常に思考を使って生活をしているからです。
つまり、受け入れる練習をするということは、無思考、つまり瞑想状態を保つことにもつながるということですね。
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