私たちは、「〜な気がする」という表現をしばしば使いますが、それは明確ではないけれど、きっとそうに違いないという感覚がある時の言い方です。
その確信の度合いはその時その時で違いはあるものの、大体はそんな感じで使っています。当たってないかもしれないけど、多分そうだくらいの感覚です。
たとえば、自分はこの肉体の内側にいる気がするとか。あの人に嫌われてしまった気がする。ちょっと食べ過ぎた気がする。
逆に言えば、100%確実な事実に対しては「気がする」は使いません。空は青い気がするではなくて、空は青い。
少しお腹が空いてきた時に、ちょっとお腹がすいた気がするとは言います。けれども、物凄く空腹を感じていれば、すごくお腹が空いた、と言い切ります。
そうやって、確度の違いを言葉で使い分けているのです。それではここで皆さんに質問です。窓の向こうに山が見えている時、なんて表現するでしょうか?
もちろん、「窓の向こうに山が見えている」と言うはずです。「窓の向こうに山が見えている気がする」とは言いません。
なぜなら、窓の内側に自分がいて、窓の外側の向こうに山があるということを事実だと感じているからです。
ところが非二元的な立場に立つと、窓の内側とか外側というのが概念だと気づくので、これが言えなくなってしまうのです。
もっと言えば、言葉には出てこなかった、「私が見ている」もなくなり、「窓」も概念だと気づくのです。
なので、普段それは事実だと思っているようなことでも、非二元ではほとんどが「〜な気がする」と表現した方がしっくり来るんですね。
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