始まったものはいつか終わる

2001年からスタートした今の仕事、もしかしたら今年いっぱいで幕を閉じることになるかも知れないと思っています。

自宅から最も近くで、どこからでも交通の便のいいところをセッションルームにしようと思い立ち、吉祥寺の不動産屋さんを何軒もはしごしたのを昨日のように覚えています。

セラピストとして自分が果たしてこの先やっていけるのかどうか、などということはほとんど考えもせずに、これといった不安もないままに少し奮発をして割高感のあるマンションの一室を借りたのでした。

そのマンションには、結局二年間しかいなかったのですが、更新の手続きをするために出かけた矢先に、今のマンションを見かけて、更新するのをやめたのでした。

そのときには、つたないHPを見てセッションに来てくださるクライアントさんが増えてきていたときだったので、これだったら大丈夫だろうと思って今使っている分不相応ともいえるマンションに引越しました。

その後も沢山のクライアントさんが来てくださって、本当に忙しい毎日を過ごしていました。ところが、自分の内側でこのままでは何かが違うという感覚が次第に大きくなってきたのです。

それに対する答えを見つけたいと思っていたころ、「奇跡のコース」と出会い、ある意味の自己探求が開始されたのです。

それが、2008年のことなのですが、不思議なことにその年から急激にクライアントさんの数が減りだしたのです。

金銭的に足りない分を何とかしようと、翌年から講座を開いたり、不定期にセミナーを開催するようになりました。

そして、2011年の初めにハーディングさんの本との出会いを期に、より深い探求が開始されたのですが、それと同期してまた更にクライアントさんの数が減りました。

そして今年、2012年は更にクライアントさんが激減し、そろそろ今の形での仕事を終えるときが来たのかもしれないと思うようになりました。

私は、外圧がかからないと、新たな船出をしないタイプなので、何か抗し難い事象が起こることで次のステージに進むのかもしれないという自覚があるのです。

来年からの毎日がどうなるのか、正直不安はあるものの、何か楽しみな感じもするのです。どんなことでも、いつかは終わるわけですし、それによって新しいものが生み出される機会がやってくるのですから。