人間である私たちが、誰かの言葉に服従するようなら、それは不自然なことだと気づかなければなりません。
ましてや幼い子供が親に服従しているようであれば、それは大変なことが起きているということです。
子供は遅かれ早かれ、いつかは親に逆らう日がやってきます。それは奴隷にならないためには絶対的に必要だし、それが成長の証なのです。
余裕のない親は、子供が自分に服従せずに逆らってくると、それを喜ぶどころか悪いことだと判断して、なんとかして奴隷のままでいさせようとするのです。
そのためには恐怖を使う場合もあるし、子供の罪悪感を使うこともあるし、あるいは少し複雑なやり方として遠回しに子供が自ら自己否定するように仕向けることもあるのです。
親のあの手この手によって服従が長く続けば続くほど、子供の心の闇は大きくなっていってしまいます。
親への服従が解除されて逆らう時がやってくるのは、早ければ早いほどいいのです。そうでなければ、子供の人生が台無しにされてしまうからです。
クライアントさんがセッションに来られて、生まれて初めて親に逆らってもいいんだと気づく場合も少なくありません。
正直びっくりですが、それでも気づけたことを喜び、できるだけ早く自らを解放して自然で自由な生き方を取り戻すことが、何よりも大切なことなのですね。