宗教の本当の意味

人類のこれまでの長い営みを俯瞰して見てみれば、本当にざっくり言ってしまえば、「戦争と宗教」の歴史だということができるのではないかと。

戦争が絶えることはなかったし、宗教が地球を覆っていない時代などないのですから。そのどちらもが、人間のマインドに深く起因しているのも間違いないことです。

今思い返すと、私は小中学生の頃から宗教と呼ばれるものに何となく興味を持っていました。経典と言われるものには、一体どんなことが書かれているのか?

そんなことに漠然とした関心があったので、一度ラジオの何かの番組でハガキを出すと、もれなく聖書がもらえるというのがあって、実際にもらったことがありました。

ただし、ほとんど読まずにいたのは何かが自分には違うなと感じたからなのだと思うのです。それに、教祖がトップに君臨するような宗教組織には全く興味がありませんでした。

もっと本質的な何かを修得できたらいいのにと思っていたのです。そんな自分の感覚に最もマッチしたものに出会ったのですが、それがoshoでした。

次のoshoの言葉が深く私を包んでくれるのです。そして、宗教という言葉の本当の意味もなるほどと納得することができますね。

宗教とは入信することではない。宗教とはどんな夢も持たずに現実のなかにあることを言う。夢は過去か未来のいずれかからやって来る。宗教的な人は空っぽの人、中空の竹だ。彼はリアリティーが彼を通して生きるのを許し、それと共に流れる。彼は目的地を持たずどこにも向かっていない。ただここに在る。