幼い頃の自分に意識を向ける

癒しを進めて行くということは、その過程でさまざまな経験をしていくことになるのですが、その中でもとても重要なことが一つあります。

それは、過去を見直すということです。言葉で言ってしまうと大したことがないように感じるかも知れませんが、これがとても大切なのです。

要するに、大人の自分の中立な見方で、過去の自分の生活を見直してみるということです。そうすると、実にさまざまな気づきがやってくるのです。

それまで自分では、大したことはないと思っていたこと、あるいは当たり前のことだと思い込んでいたことなどが、そうでもないことに気づくのです。

子供の頃というのは、自分の狭い世界で物事を捉えることになるので、疑問に感じなかったり、当然のこととして済ましてしまうことが多いのです。

それを催眠などのセッションで、つぶさに見直してみることで、これは大変だと新たな認識をすることになるのです。

幼い頃に知らず知らずのうちに、無理をしたり我慢をしたりしてきたことに気づき、その時代の自分への労りの気持ちが湧いてきたら癒しのチャンス到来です。

癒しというのは大人の自分を癒すことではありません。過去の自分を深く知ることで、その子を癒していくということなのです。

だから癒しというのは、過去の自分を癒すということですね。こうしたことに自ら気づいていくことで、癒しは加速していくことになるのでしょうね。