誰でも気分が良いのが好きだと思うのですが、私なりに気分がいいのにも種類があるなあと思っています。
大きく分けて三種類ほどあるなと。一つ目は、明らかな外的要因がある場合です。例えば、試験に合格したとか、宝くじに当たったとか、好きな人に好きと言われた等々。
気分が良い原因が自分でもはっきり分かっている場合です。この時の気分には、多少なりとも興奮のようなものが混じっています。
二つ目は、自然環境的な要因がある場合です。私であれば、程よい気圧と気温、そして湿度が揃っていると、多少嫌なことがあったとしても気分が良いのです。
気候に左右されるという人は意外に多いかもしれませんね。憂鬱な海外出張があって、現地まで行って急に元気になったことがありました。
それは、日本と比べてその国の湿度が非常に低かったのが原因だと思っています。とにかく、気候は気分を大きく左右するのです。
そして最後の三つ目は、外側には何も要因となるものがなく、だからすぐには自分でもこの気分の良さは何だろうとなるのです。
最近でははっきり分かるようにもなってきました。それは、きっと自我が静かな状態になっている場合なのです。
自我が静かということは、自我からそれだけ解放された状態になっているということです。だからその時の気分の良さには、独特の雰囲気があるのです。
非常に静寂な落ち着きと、柔らかさと、広がった清々しさのようなものをまとっている感じがするのです。
残念なのは長続きしないということです。自我はいつだって活躍する時を狙っているのですから。自我=防衛=煩悩 ということが理解できれば、当たり前のことですね。