「◯◯孝行」の意味

親孝行という言葉がありますが、そこからつくった子ども孝行という言葉があってもいいと思います。意味は分かりますよね?

どちらの「孝行」も、子供は親のために、親は子供のためにと思ってする言動のことですから、難しいことではありません。

ところが、この◯◯孝行を間違えて勝手に思い込んでいる場合があるのです。親孝行と聞くと、親を旅行に連れて行ってあげるなどのイメージが浮かぶかもしれません。

もちろんそれも親孝行の一つにはなり得るのですが、本当は子供自身ができる限り満たされて生きている姿を見せてあげることなのです。

これを否定する人はいないはずです。同様にして、子ども孝行も同じこと。親自身が自らの人生を大いに楽しんでいる姿を見せてあげること。

子供はそれを見て、非常に大きな安心を得ることができるのです。それなら自分も親のように楽しむ人生を生きて良いんだなと理解するのですから。

逆に、子供のためにということばかりを願って生きるような親の姿を見せつけられたら、子供は萎縮してしまうのです。

親の幸せそうな姿を見て、嫉妬してしまうような子供がいるとしたら、その子供が病んでいるだけなので、それはただ癒せばいいのです。

私たちは、病んだ人を相手に生きるのではなく、健康なマインドを持った人を照準として生きるべきなのです。それを忘れないことですね。