私たちは自分の人生が万事調子よく行っている時には、あまり自分自身を見つめることをしなくなってしまうものです。
上手くいっているのですから、ただその波に乗って毎日を楽しく過ごすようになるのですね。これが無意識的に生きることを助長するのです。
逆に何か問題があるなと思うと、そこで立ち止まって、外に向いていた意識を内側に向けるようになるのです。
一体自分自身に何が起きているのだろうと。そこでようやく、物語から距離を置くことを思い出して、自分の中に没入するのです。
自分の内側に、気付かぬうちにあれこれとガラクタがあったことに気づくと、どんな努力もせずにそれらは一人でに消えていってくれるのです。
自分が置かれている状況は全く何も変わらないのに、気がつけば昨日までとは全く違う気分になっているのです。
最近やってきていた気分の悪さは、古くから自分の中にあるネガティブな思考の癖が知らぬ間に発動していたせいだと分かりました。
その思考パターンは、時間に縛られていて、人生を楽しむことができない奴でした。日頃からそれがあるのは知っていたのですが、久しぶりに乗っ取られたのです。
珍しく乗っ取られていたのは、いくつかの外的要因が重なったからかなと。風邪が身体から抜けた時のあの感覚に近いものを今感じています。
やっぱり自分の気分は、自分で変えることができるということですね。また一つ勉強になりました。