なぜ感謝が苦手だったのか?

ことあるごとに自然と「ありがとう!」の言葉が出てくる人がいるかと思うと、私のように感謝することになんらかの引っ掛かりを持っている人もいます。

なぜだろうと考察してみたのですが、どうやら私の場合ですが、幼い頃のヒーロー願望が邪魔をしているのかなと。

幼い頃、特に男の子というのはなぜかヒーローものに憧れるのです。そして、ヒーローが感謝の言葉を口にしているのを見たことがありません。

逆に、悪い奴らにやられて泣いている弱くて情けない人の方が、ヒーローに助けられてヒーローに感謝をするのです。

つまり、弱虫が感謝をする側で、ヒーローは感謝をされる側なのです。そうなってくると、ヒーロー願望の男の子が感謝の言葉を口にするはずがありません。

ヒーローは助けを請うてはいけないのです。助けてもらってしまったらヒーローではなくなってしまい、ありがとう!を言わねばならない。

男の子がこんなふうに単純に決めつけてしまっても不思議ではないですね。一度こうなると、誰かに感謝しろと言われても聞く耳を持たなくなってしまうのです。

大人の自分がヒーロー願望のインナーチャイルドの影響を強く受けてしまって、感謝の気持ちを遠のけてきたと思うと、少し恥ずかしいのと笑えます。

これからは、自我の私は感謝の道を爆進してみようと思っています。その様子を静かに見守る本当の自分も同時に感じつつ。