敏感体質の功罪

ベンチプレスのマシンで、1日おきくらいに筋トレを続けているのですが、私くらいの年齢になってもほんの少しずつですが、カメのようなスピードで進歩するのです。

若い人のようにメキメキより重いものが持ち上がるようになるなんてことはないのですが、地味〜に進化するのです。

先日ベンチプレスのベンチ台が新しいものに変わっていたのです。そのベンチ台に仰向けに寝そべった体勢で、バーベルを持ち上げるわけです。

新品になったのはよかったのですが、それが一瞬もしやと思ったのですが、恐れていたことが起きたのです。以前の台と比べて、硬いし台の高さも高いし、幅も広いのです。

使ったことがない人からしたら、その違いなどほんのちょっとしたものだろうと思われるかもしれませんが、実際に使ってみると違和感しかないのです。

感覚では、いつもの7割くらいの力しか出せないのです。やっていて何だかあまり楽しくないし、そのうち慣れるのかなとか、でも困ったなと…。

次の日、私と日替わりで同じマシンでベンチプレスをしている人が、その新しいベンチ台でトレーニングをしていたのです。

その人はきっと大した違和感も感じずに、私よりも遥かに重いウェイトでガンガン筋トレに励んでいるのです。

ああ、そういうことかと。なまじっか敏感体質な分だけ、やれベンチ台が変わってどうのとか文句を言う人もいれば、そんなことは気にもせずバリバリトレーニングに励む人もいる。

どっちがお得なんだろうと思ったのですが、でもこれだけは生まれついた感覚でしかないので、仕方のないことだなと諦めたのです。敏感さん、あるあるなお話しでしたね。