よく聞く言葉ですが、感謝が大事、感謝をしなさい、感謝ができない人間はろくなことにならない等々。そうか、感謝をしなければと思ったことがある人も多いのではないかと。
私自身は、以前このブログでもお伝えしたことがあったと思うのですが、とにかく感謝とは縁遠い生き方をしてきていたのです。
癒しの過程で、あるとき全部が感謝だったと知らされる強烈な体験をしたことがあって、それ以前と以後では、もう同じ人間ではないと感じたことがありました。
とはいえ、日頃からあまり感謝を感じながら生活しているというわけでもないなという自覚がずっと続いているのも事実です。
ところが今日、あることに気づいたのです。それは、なぜ感謝がいいのかというと、それは防衛が緩むからだと。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、でもそれが自分の中で明確になったのです。だったら話しは別です。
自我は防衛することで成り立っているので、防衛を小さくすることができればそれだけ自我も小さくなっていくわけです。
つまり、日頃から感謝の方向に意識を向けていれば、そのまま自我を小さくすることにつながっていくということ。
なんでこんな簡単なことにもっと早く気づけなかったのかなと。きっと、気づきたくないというマインドがあるのでしょうね。それが邪魔していたのだなと。
さて、感謝の目で周囲を見回してみたところ、ああ確かにあらゆる事柄、現象、出来事、とにかく全てに感謝の念を感じるのです。
これはもっと早くからやっていればよかった。ただし、感謝しなければと自分に強いるのは絶対に御法度です。
なぜなら、強いることは自分との闘いになってしまって、それこそ逆に自我を強化してしまう恐れがあるからです。
自我を小さくする積極的な方法として、感謝を多用するのは理にかなっていると思いますので、ご興味があれば是非実践してみてください。