防衛は人生を悪化させる

世の中には、活動的な人と非活動的な人がいますし、社会で活躍している人とそうでもない人もいますが、それは自我の活性化の度合いとはなんの関係もないと思って間違いありません。

自我が活性化しているかどうかは、その人の防衛の大きさに比例すると言えるのではないかと思っています。

防衛が大きくなればなるほど、自我は肥大化していくのです。なぜなら、防衛するには思考をブンブン回転させる必要があるからです。

自分を守らねばならないという思考が防衛を生み出すのですが、その思いが強ければそれだけ容易にそこにエネルギーを注ぎ込ませることができるのです。

そしてこれはあまり知られていないことかもしれませんが、防衛が強くなればなるほどそれに合わせて、さらに防衛せざるを得ない状態へと持っていかれるのです。

防衛すれば敵が増えるし、惨めな思いをさせられるし、理不尽なことにも遭遇するようになるのです。だからもっと防衛せずにはいられなくなるのです。

つまりは、防衛が更なる防衛を生み出すという悪循環が起きるのです。防衛の原動力は、不安や恐怖といったネガティブなエネルギーです。

したがって、防衛は本人の波動を益々下げて行くことにもなるのです。この逆も真で、防衛が小さくなり無防備の方向へと変えていくなら、波動は上がり敵もいなくなっていくのです。

どちらの人生が快適かは明白です。まずは防衛を助長してしまう思考を緩める練習をすることですね。無目的に散歩をしたり、瞑想の習慣をつけたりすることも効果があると思います。

それでも防衛が小さくならないなら、プロの力を借りて癒しを進めていくという選択肢も考えてみることもいいかもしれません。

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