誰かと共に過ごしている時であれ、一人きりで過ごしている時であれ、いつでもどこにいても頭の中でなんらかの声が響いているはずです。
例えば、どこかへ向かっているときに、「このままだと遅刻しそうだな」とか、「また嫌な人に会っちゃったな」とか、「今日はいい天気だな」等々。
直接言葉に出して表現する独り言であれ、心の中、頭の中で聞こえる声であれ、どちらにしても自分の声だと信じているのです。
けれども、頭の中の声というのは思考の声なのです。そしてその思考は自分の思考ではないと分かれば、その声は自分の声ではないと気づくことができるのです。
非二元の立場に立った時には、このことは明確になるのですが、日頃はどうしても忘れてしまうのです。
ここで実践することが必要となるのです。なるべく静かにして、頭の中の声に気づいているようにするだけ。
その内容に入っていくのではなく、ただそれを聴いているようにすることで、自我から離れた気づきの立場でいられるようになっていくのです。
その先には、これまで何かを得ようとしてきた探究者は、その居場所が無くなっていくということが起きるのです。
そして残るのは、それこそが探究者が求めてやまなかった静寂なのかもしれません。この実践は続けていく必要がありそうですね。

